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創業背景について
電力システム工学分野において長年にわたり、非線形な電力システムの運用・計画・制御・解析の研究に従事して来ました。早稲田大学大学院理工学研究科博士課程電気工学専攻の博士論文では、主に電圧安定度と電力潮流多根の関係、確率的潮流計算、カルマンフィルター応用、状態推定のメータ最適配置を研究しました。その後、明治大学就職後、状態推定のトポロジー可観測性解析、前処理行列の電力システムへの応用(電力潮流計算、動態安定度解析)発電機の起動停止問題の解法、非線形性を考慮した連続型電力潮流計算、送電系統拡張計画、確率的信頼度解析などのの新手法を開発しました。他方、配電系統の研究分野では、配電自動化およびアクティブ配電ネットワークの分野において進化的計算を用いた大域的最適解の高精度近似解の評価について研究成果をあげました。さらに近年では、ニューラルネットワークを用いた高調波負荷の分類、電力負荷予測、動態安定度指標の推定、深層ニューラルネットワークを用いた米国電力市場の電力価格予測、風力発電出力予測、太陽光発電出力予測の新手法について実用化研究して来ました。また、最適化に関しては非線形最適化問題に有効な進化的計算を長年、研究して来ました。最近では、量子進化的計算開発にに重点が注がれています。2025年7月時点で電気学会の論文誌掲載実績は総計79編にのぼります。
電力システム工学分野において約46年間の研究の経験がある一環として、早稲田大学在学・在職時には東北電力(株)技術研究所(3年間)や北海道電力(株)系統運用部(1年間)との共同研究、明治大学在職時には東京電力(株)技術開発研究所(26年間)、中部電力(株)系統運用部中央給電指令所(7年間)、三菱総研(3年間)の共同研究、神奈川県に本社があるIT企業のAIソフト開発の評価コンサルティング(2年間)の経験があり、そのような経験を生かしてポラリスグリッド株式会社を創業しました。